山口組司忍の現在は?2026年最新の幹部人事・引退説・分裂抗争を徹底解説
六代目山口組の組長として知られる司忍(つかさ・しのぶ)。本名は篠田建市(しのだ・けんいち)で、名古屋を拠点とする弘道会を率いた経歴を持つ人物です。2026年10月現在、注目されているのは、本人の引退説だけでなく、若頭の交代や神戸山口組との対立をめぐる情勢の変化です。
2025年4月には竹内照明が若頭に就任し、長年ナンバー2を務めた髙山清司は相談役へ移りました。一方、2026年9月には池田組や絆會との特定抗争指定が相次いで解除され、神戸山口組との指定は継続しています。警察庁の最新の年間統計と報道各社の取材を照らし合わせ、司忍の経歴、組長就任の背景、後継者をめぐる見方、現在の組織情勢を整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 現在の立場:2026年の警察資料でも篠田建市は六代目山口組の代表者として掲載されている。
- 幹部人事:2025年4月、竹内照明が若頭に就任し、髙山清司は相談役に移った。後継者をめぐる報道はあるが、組長交代が決定したことを意味しない。
- 抗争の現状:2026年9月に池田組、絆會との特定抗争指定が解除された一方、神戸山口組との指定は継続している。
【2026年最新】司忍の現在は?六代目山口組組長としての立場
2026年10月25日時点で、司忍が六代目山口組の組長を退任したことを示す公表情報は確認されていません。静岡県警察が2026年6月に更新した暴力団対策の資料では、六代目山口組の代表者として篠田建市の名前が掲載されています。
同資料では、六代目山口組の主たる事務所所在地を兵庫県神戸市灘区、勢力範囲を1都1道2府40県、構成員数を約3,100人としています。これは警察による組織の把握状況であり、司忍個人が日常的にどのような指示を出しているかまで明らかにする数字ではありません。
司忍の現在を理解するうえで重要なのは、組長としての登録上の地位と、組織の日常的な運営を担う幹部の役割を区別することです。暴力団の内部人事は、警察の把握情報や報道各社の取材によって一部が明らかになりますが、内部の意思決定や指揮系統のすべてが公表されるわけではありません。
2025年から2026年にかけての大きな変化は、トップの交代が確認されたことではなく、組織ナンバー2の交代と、分裂抗争をめぐる規制の一部解除です。この二つを切り分けることで、司忍の現状をより正確に捉えられます。

【篠田建市の経歴】弘道会から六代目組長へ就任した経緯
司忍は通称で、本名は篠田建市です。愛知県名古屋市を地盤とする弘道会の会長を務めた後、2005年に山口組の六代目組長に就任しました。組織内での昇進を経て、傘下団体のトップから全国規模の暴力団組織のトップへ移った経歴が特徴です。
司忍が組長に就任した背景には、五代目組長・渡辺芳則の時代から続く執行部の再編がありました。2005年7月に後継者として決まり、同年8月には継承式が行われています。就任前には若頭を務めており、組織内の序列を踏まえた交代でした。
司忍と弘道会の関係は、六代目体制を理解するうえで欠かせません。司忍自身が弘道会出身であることに加え、長年ナンバー2を務めた髙山清司も弘道会に関係の深い人物です。後年、竹内照明が若頭に就任したことも、この人事の連続性という観点から注目されました。
ただし、弘道会出身者が主要ポストを占めることと、組織全体の意思決定がどのように行われているかは同じ問題ではありません。報道で確認できる役職や人事は、組織の構造を読み解く手掛かりになりますが、それだけで個々の幹部の権限や実際の指揮関係を断定することはできません。
また、六代目体制の発足直後には、司忍が銃刀法違反事件に関連して実刑判決を受け、服役した時期もありました。組長本人が刑事司法の対象となった経緯と、組織運営を担う幹部の存在は、当時の山口組を理解するうえで重要な背景です。
【山口組歴代組長と比較】司忍の就任から分裂までを年表で整理
山口組の歴史では、組長交代のたびに組織運営のあり方や内部の勢力関係が変化してきました。司忍の時代を理解するには、前任者の時代から続く組織の変化と、2015年の分裂を分けて考える必要があります。
| 時期・組長 | 主な出来事 | 現在の情勢を理解する視点 |
|---|---|---|
| 三代目・田岡一雄 1946~1981年 | 山口組が大きく勢力を拡大した時代 | 後の組織規模を形づくった時期 |
| 四代目・竹中正久 1984~1985年 | 継承をめぐる対立から山一抗争へ | 内部対立が重大な暴力事件に発展した歴史 |
| 五代目・渡辺芳則 1989~2005年 | 渡辺体制から司忍への継承 | 執行部の再編と六代目体制への移行 |
| 六代目・司忍 2005年~ | 弘道会出身の組長が就任。2015年に分裂が発生 | 幹部人事、分裂抗争、警察による活動規制が焦点 |
この年表から分かるのは、組長の交代が単なる肩書の変更ではなく、組織内の主導権や傘下団体との関係に影響するという点です。四代目の時代には後継問題が深刻な抗争につながり、六代目体制では2015年の分裂によって対立する複数の組織が生まれました。
2015年8月、六代目山口組から離脱した勢力が神戸山口組を結成しました。分裂の背景として報じられたのは、弘道会を中心とする組織運営への反発などです。その後、神戸山口組からも絆會や池田組が分かれ、対立関係は複雑化しました。
歴代組長を比較する際には、在任期間の長さだけで組織の安定度を評価しないことが重要です。長期政権であっても内部対立や人事上の課題がなくなるわけではなく、分裂後の規制や構成員の減少も含めて評価する必要があります。

【竹内照明と髙山清司】若頭交代は司忍の引退を意味するのか
2025年4月18日、神戸新聞NEXTは関係者への取材を基に、六代目山口組で若頭が交代したと報じました。長年ナンバー2を務めた髙山清司が新設ポストの相談役に就き、後任の若頭には竹内照明が就任したとされています。
竹内照明は弘道会系の幹部で、同年の人事によって組織のナンバー2となりました。髙山清司は六代目体制の発足後、長期間にわたって組織運営の中心的な役割を担ってきた人物です。その役職変更は、山口組の幹部人事における大きな転換点となりました。
一部報道では、竹内の若頭就任を将来の組長継承を見据えた動きとする見方も示されています。しかし、これは人事の背景に関する分析であり、司忍の退任や竹内の次期組長就任が正式に決定したという意味ではありません。
司忍の引退説を判断する際には、次の三つを区別する必要があります。
- 確認できる事実:竹内照明が若頭に就任し、髙山清司が相談役に移ったこと。
- 報道上の見方:新しい幹部体制が将来の世代交代を意識した人事である可能性。
- 確定していない情報:司忍の引退時期や、次期組長を誰にするかという最終決定。
2026年10月時点で、司忍が引退したとする公表情報は確認されていません。警察資料上も篠田建市は六代目山口組の代表者として掲載されています。したがって、現段階では「引退が確定した」と見るよりも、「幹部体制の変更によって後継問題への関心が高まっている」と整理するのが妥当です。
また、若頭は組長に次ぐ重要な役職ですが、若頭への就任だけで次期組長の地位が自動的に決まるわけではありません。実際の継承には組織内部の意思決定が関わるため、報道された人事と、将来の継承に関する推測を混同しないことが大切です。
【神戸山口組との分裂抗争】2026年の特定抗争指定はどう変わった?
六代目山口組の現在を左右するもう一つの重要な問題が、2015年の分裂に端を発する対立です。神戸山口組の結成後、対立は一時激化し、警察は暴力団対策法に基づく特定抗争指定暴力団等の制度を利用して、対象組織の活動を制限してきました。
特定抗争指定は、対立抗争によって人の生命や身体に重大な危害が及ぶおそれがある場合に、公安委員会が警戒区域などを定めて適用する制度です。指定された組織の組員には、区域内での事務所の使用や新設、一定人数以上の集合、敵対する組員への接近などに制約が課されます。
2026年には、六代目山口組をめぐる指定状況に変化がありました。神戸新聞NEXTやKSB瀬戸内海放送などの報道によると、六代目山口組と池田組の指定は9月8日に解除されました。また、六代目山口組と絆會の指定も9月21日に解除されています。いずれも、一定期間にわたって抗争事件が確認されなかったことなどが判断材料となりました。
一方、神戸山口組との指定は継続しています。サンテレビの2026年10月5日付報道によると、兵庫県公安委員会は両組織に対する指定期限を3カ月延長し、期限は2027年1月6日までとなりました。2020年の指定開始以降、延長は27回目とされています。
つまり、2026年10月時点では、分裂に関連して六代目山口組に適用されていた三つの特定抗争指定のうち、池田組と絆會に関する指定が解除され、神戸山口組との指定が残っています。これは対立関係が一律に解消したという意味ではなく、組織ごとに抗争状況を判断した結果です。
2025年4月には、六代目山口組が抗争を終結させる意向を示す宣誓書を兵庫県警に提出したことも報じられました。その後、池田組や絆會との指定解除につながる動きが進みましたが、神戸山口組との対立については、公安委員会が指定の継続を判断しています。
特定抗争指定の解除は、組織間の関係が完全に正常化したことや、組織そのものが解散したことを意味しません。指定が解除された場合でも、警察による警戒や捜査が続くことはあり、実際に池田組との指定解除後も岡山県警は警戒を継続する方針を示しています。

【組織構造の実態】勢力減少・弘道会との関係・事始め式の最新動向
六代目山口組は、組長の下に若頭などの主要幹部が置かれ、その下に直系組長や傘下組織が連なる構造を持つとされています。直系組長は「直参」とも呼ばれ、組織内の重要な役職や人事は、傘下団体との関係を理解する手掛かりになります。
ただし、役職の一覧だけで組織の実態すべてが分かるわけではありません。表向きの役職、警察が把握する組織情報、報道によって明らかになった人事は、それぞれ異なる情報です。幹部の肩書から個々の権限や意思決定の実態まで断定することはできません。
警察庁が公表した「令和7年における組織犯罪の情勢」によると、2025年末時点の全国の暴力団構成員等は約1万7,600人で、前年から約1,200人減少しました。このうち暴力団構成員は約9,400人、準構成員等は約8,200人です。暴力団対策法が施行された1992年以降、構成員等の総数は最少となりました。
同じ2025年末の警察資料では、六代目山口組の構成員数は約3,100人とされています。勢力の縮小は山口組だけの問題ではなく、全国的な傾向です。一方、主要6団体の構成員等は約1万2,500人で、全国の構成員等の約71%を占めています。全体の勢力が減少するなかでも、主要団体への集中が続いている点は見逃せません。
この数字から読み取れるのは、暴力団の構成員が減っていることと、組織犯罪への警戒が不要になることは別問題だという点です。警察庁は、暴力団が匿名・流動型犯罪グループなどと関係を持ち、資金獲得活動を多様化させるケースにも注意を向けています。組織の規模だけでなく、資金の流れや周辺グループとの関係を含めて情勢を捉える必要があります。
司忍の動向を知るうえでは、年末の恒例行事である「事始め式」も報道上の注目点です。テレビ静岡のFNNプライムオンラインは、2025年12月13日に静岡市清水区の清水一家の事務所で、六代目山口組の幹部らが集まったと報じました。司忍や竹内照明、髙山清司のほか、複数の直系組長らの出席が確認されたとしています。
同報道によると、事始め式は例年12月13日に組長と直系組長らが顔を合わせる恒例行事です。近年は神戸市内の総本部事務所などの使用が制限されていることから、静岡県内の傘下組織の事務所が開催場所となってきました。2025年は浜松市の国領屋一家ではなく、静岡市清水区の清水一家の事務所で開催されたとみられています。
2026年10月25日時点で、同年の事始め式はまだ開催時期を迎えていません。したがって、現時点で最新の開催状況として確認できるのは、2025年12月の報道です。今後の行事に関する情報を追う場合も、開催の事実と、出席者の顔ぶれから推測される組織内の動きを区別する必要があります。
【山口組司忍】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:司忍は2026年現在も六代目山口組の組長ですか?
A1:2026年10月25日時点で、退任を示す公表情報は確認されていません。静岡県警察の2026年6月の資料でも、代表者として篠田建市の名前が掲載されています。
Q2:司忍の本名は何ですか?
A2:本名は篠田建市(しのだ・けんいち)です。司忍は通称で、弘道会の会長を務めた後、2005年に六代目山口組の組長に就任しました。
Q3:竹内照明が次の組長に決まったのですか?
A3:2025年4月に若頭へ就任したことは報道されていますが、次期組長への就任が正式に決定したことを示す公表情報は確認されていません。後継候補をめぐる見方と、正式な組長交代は区別する必要があります。
Q4:髙山清司は現在どのような役職ですか?
A4:2025年4月の若頭交代に伴い、髙山清司は相談役に就いたと報じられています。長年ナンバー2を務めた人物の役職変更として注目されました。
Q5:六代目山口組と神戸山口組の特定抗争指定は解除されましたか?
A5:2026年10月25日時点では継続しています。兵庫県公安委員会は2026年10月5日、指定期限を2027年1月6日まで延長したと公示しました。池田組や絆會との指定は解除されていますが、神戸山口組との指定は残っています。
Q6:2026年の事始め式は開催されましたか?
A6:2026年10月25日時点では、同年の開催時期を迎えていません。直近の開催として報じられているのは、2025年12月13日に静岡市清水区で行われたとみられる事始め式です。
まとめ:司忍の現在を見極めるための判断基準
2026年10月の六代目山口組をめぐる情勢では、司忍の退任が確認されたわけではなく、竹内照明の若頭就任と髙山清司の相談役就任によって幹部体制が変化したことが大きな焦点となっています。人事の変化は将来の継承を考える材料になりますが、それだけで引退や後継者の決定を断定することはできません。
分裂抗争をめぐっては、2026年9月に池田組と絆會との特定抗争指定が解除されました。一方、神戸山口組との指定は2027年1月6日まで延長されています。対立関係が一律に解消したのではなく、各組織との情勢に応じて規制が見直されているのが実態です。
【プロの結論】司忍の現在を理解するには、人物の肩書だけでなく、警察資料に記載された代表者情報、幹部人事の公表・報道、特定抗争指定の状況、構成員数の推移を組み合わせて見ることが欠かせません。とりわけ、確認された人事と将来予測を分けること、指定解除と抗争の完全終結を混同しないこと、年間統計の対象期間を確認することが、情報を正確に読み解くための基本です。
今後は、司忍の正式な退任に関する発表の有無、竹内照明を中心とする幹部体制の変化、神戸山口組との特定抗争指定の更新が主要な確認点となります。2026年の報道を読む際も、推測を含む記事の見出しだけで判断せず、警察・公安委員会の公表情報と具体的な報道内容を照合することが重要です。 (出典: 山口組司忍(Yahoo!ニュース))