山口組組長は現在誰?司忍の経歴と歴代組長、分裂・後継問題を2026年最新解説
2026年10月現在、六代目山口組の組長は、司忍(つかさ・しのぶ)こと篠田建市(しのだ・けんいち)です。2005年に六代目を襲名して以来、20年以上にわたって組織のトップを務めています。2025年4月には、長年ナンバー2だった髙山清司が相談役に就き、竹内照明が若頭に昇格。次期組長をめぐる報道にも注目が集まりました。
一方、2015年の分裂によって生じた神戸山口組などとの対立は、2026年に入っても警察の監視・規制の対象となっています。警察庁の公表資料によれば、2025年末の六代目山口組の構成員は約3,100人で、準構成員等を含めた勢力は約6,300人です。組織のトップ人事だけでなく、勢力の縮小や抗争規制の変化も、現在の山口組を理解するうえで欠かせません。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 現在の組長:六代目山口組の組長は司忍(本名・篠田建市)。2026年10月時点で七代目への交代は正式発表されていません。
- 2025年の重要人事:4月18日、髙山清司が相談役に就き、竹内照明が若頭に昇格しました。
- 最新の勢力:2025年末の構成員は約3,100人、準構成員等を含めると約6,300人です。
- 抗争の現状:2026年9月には池田組、絆會との特定抗争指定が解除されましたが、神戸山口組との指定は継続しています。
【2026年最新】山口組組長は現在誰?司忍の本名と現職
現在の山口組組長は、六代目を名乗る司忍です。本名は篠田建市。警察の指定暴力団に関する公表資料でも、六代目山口組の代表者として篠田建市の名前が記載されています。
司忍は、名古屋を地盤とする弘道会で勢力を伸ばし、2005年に五代目・渡辺芳則の後を継いで山口組の六代目組長に就任しました。六代目体制では弘道会出身者が組織運営の中枢を担い、その人事や統治のあり方が、のちの分裂問題を理解する重要な背景となっています。
2026年10月現在、司忍から七代目への正式な組長交代は発表されていません。後継者問題をめぐっては竹内照明の名前が報道で取り上げられていますが、後継候補として有力視されることと、実際に組長を襲名することは別の話です。
なお、「山口組」と「六代目山口組」は、日常的には同じ意味で使われることがありますが、歴史を説明するときには区別が必要です。山口組は1915年に結成された組織であり、六代目山口組は2005年の襲名以降の体制を指します。2015年にはその体制から神戸山口組が分裂し、組織の勢力図が大きく変わりました。

【歴代組長一覧】初代・山口春吉から六代目・司忍までの変遷
山口組の歴代組長を振り返ると、各時代の組織運営や後継者問題が、現在の体制にどのようにつながっているかが見えてきます。初代から六代目までの主な襲名と在任期間は、次のとおりです。
| 代目 | 組長 | 主な在任期間 | 歴史上の位置づけ |
|---|---|---|---|
| 初代 | 山口春吉 | 1915~1925年 | 神戸で山口組を創設 |
| 二代目 | 山口登 | 1925~1942年 | 初代の後を継ぎ、組織を運営 |
| 三代目 | 田岡一雄 | 1946~1981年 | 戦後の山口組を大きく拡大 |
| 四代目 | 竹中正久 | 1984~1985年 | 襲名後、抗争が激化した時代の組長 |
| 五代目 | 渡辺芳則 | 1989~2005年 | 六代目への交代前の組長 |
| 六代目 | 司忍(篠田建市) | 2005年~現在 | 2026年10月時点の現職組長 |
この一覧は、各代の正式な襲名を中心にまとめたものです。代替わりの間には空白期間や代行者が存在するため、組長の交代が常に途切れなく行われたわけではありません。たとえば、三代目・田岡一雄の死去後には山本広が組長代行を務め、四代目・竹中正久の死去後には中西一男が組長代行を務めました。
三代目の田岡一雄は、戦後の山口組を全国規模の組織へと拡大させた人物として知られています。その後、1984年に竹中正久が四代目を襲名しましたが、1985年に殺害され、後継体制は大きく揺らぎました。1989年には渡辺芳則が五代目となり、2005年に司忍へと引き継がれています。
歴代組長を比較すると、襲名は単なる肩書の交代ではありません。直系組織間の力関係や、次の執行部を誰が担うかという問題が、組織全体の方向性に影響してきました。2015年の分裂や2025年の若頭交代も、この長い人事の歴史の延長線上にあります。
【司忍の経歴】篠田建市はどのように六代目組長になったのか
司忍の本名は篠田建市です。1942年1月25日生まれで、2026年10月時点では84歳になります。通称と本名が異なるため、報道によって「司忍」「篠田建市」のどちらで表記されるかが変わりますが、別人ではありません。
篠田は1962年、三代目山口組の傘下にあった弘田組に加入しました。その後、1984年に弘田組の引退を受けて弘道会を結成し、山口組の直系組織を率いる立場へと進みます。弘道会は名古屋を基盤とする組織で、司忍が山口組のトップに就任する以前から、その後の人事を考えるうえで重要な存在でした。
2005年7月、司忍は五代目・渡辺芳則の後を継ぎ、六代目山口組の組長に就任しました。就任後の六代目体制では、弘道会出身者が中枢を担う構図が強まりました。後年、この運営体制への反発が2015年の分裂につながったと報じられています。
司忍の経歴を理解する際に押さえたいのは、個人の出世だけではなく、弘道会を中心とする組織運営の変化です。六代目への代替わりで中枢を担った人物が、2015年の分裂後も引き続き重要な位置を占めました。2025年に若頭が交代した際も、司忍と竹内照明の双方が弘道会出身であることが、後継問題の背景として報じられています。
ただし、組織内部の詳細な権限配分や日常的な意思決定のすべてが公表されているわけではありません。公開された役職や警察庁の資料、報道各社が伝えた人事を組み合わせることで、外部から把握できる組織の動きを読み解く必要があります。

【2015年の山口組分裂】神戸山口組との対立はなぜ起きたのか
2015年8月末、六代目山口組から離脱した直系組長らによって神戸山口組が結成されました。警察庁の「令和7年における組織犯罪の情勢」でも、この分裂が現在の対立抗争の出発点として整理されています。
分裂の背景として報道で繰り返し取り上げられてきたのが、弘道会を中心とする組織運営への反発です。六代目体制で弘道会出身者が中枢を担ったことに対し、一部の直系組長らが不満を募らせ、離脱に至ったとされています。人事や統治のあり方をめぐる対立が、組織の分裂という形で表面化したわけです。
その後、神戸山口組からも離脱が生じ、2017年には任侠山口組が結成されました。同組織は2020年に絆會へと名称を変更しています。また、池田組も神戸山口組から離脱して独立しました。こうして六代目山口組をめぐる対立は、単純な二つの組織の争いではなく、複数の団体が関係する構図へと変化しました。
抗争をめぐる警察の対応では、2020年1月に六代目山口組と神戸山口組が「特定抗争指定暴力団等」に指定されたことが大きな節目となりました。さらに、池田組との対立については2022年12月、絆會との対立については2024年6月に、それぞれ特定抗争指定が行われました。
特定抗争指定は、対立する組織の活動を抑制し、住民の安全を確保するための制度です。警戒区域では、事務所の使用や新設、対立する組員へのつきまとい、おおむね5人以上での集結などが規制されます。単に「抗争中の組織」と報道されることとは異なり、法律に基づく具体的な行動制限が課される点が重要です。
2025年4月には、六代目山口組が抗争終結の意向を兵庫県警に伝えたと報じられました。しかし、組織側が終結の意向を示したことと、警察が対立の終結を認定して指定を解除することは同じではありません。2026年も、指定の継続や解除をめぐる判断が続いています。
【2025年の若頭交代】竹内照明と髙山清司、七代目継承の見通し
2025年4月18日、六代目山口組でナンバー2に当たる若頭が交代しました。神戸新聞の報道によると、長年若頭を務めてきた髙山清司が新設ポストの相談役に就き、後任には弘道会出身の竹内照明が昇格しました。六代目体制が発足した2005年以来、約20年ぶりの若頭交代です。
若頭は、組長を補佐するだけでなく、組織運営の中核を担う重要な役職です。竹内照明の昇格は、単なる幹部人事にとどまらず、将来の組長交代を見据えた動きではないかと報じられました。竹内も司忍と同じく弘道会出身であり、組織の中枢を同じ系統の人物が担う構図が続いています。
一方、髙山清司は若頭を退いた後も相談役として名前が挙がっています。2026年1月のFRIDAYデジタルによる報道では、2025年12月に開かれた六代目清水一家の事始め式に髙山相談役が出席したと伝えられました。役職変更をもって、組織内での影響力が完全になくなったと判断することはできません。
七代目山口組の継承をめぐっては、竹内照明が有力候補だとする報道が続いています。2026年1月には、日刊ゲンダイで暴力団取材を続けるジャーナリストの溝口敦が、竹内を七代目組長とする人事の見通しを論じました。ただし、こうした見方は報道や専門家の分析であり、組長襲名の正式発表とは区別する必要があります。
2026年10月時点で、司忍から竹内照明への組長交代が正式に発表された事実はありません。竹内が若頭に就任したことは確認できる人事ですが、それだけで七代目への継承が確定したと結論づけることはできません。
後継者問題を考える際には、次の三点を分けて見ることが重要です。
- 現在の役職:司忍が組長、竹内照明が若頭、髙山清司が相談役という人事。
- 報道上の見通し:竹内が次期組長の有力候補とみられていること。
- 確定した継承:正式な襲名や組長交代の発表が行われたかどうか。
この三つを混同すると、「七代目が決まった」という見出しだけで、すでに組長が交代したかのように誤解してしまいます。役職の変更と組長の襲名を区別することが、山口組の人事を正確に理解するうえで欠かせません。

【警察庁の最新統計】2025年末の構成員数と2026年の抗争規制
山口組の勢力を把握するうえでは、報道で使われる「組員数」と警察庁の統計上の区分を区別する必要があります。警察庁が2026年4月に公表した「令和7年における組織犯罪の情勢」によると、2025年末の全国の暴力団構成員等は約1万7,600人で、前年末より1,200人減少しました。暴力団対策法が施行された1992年以降で最少となっています。
同資料による六代目山口組の勢力は、構成員約3,100人、準構成員等約3,200人です。両者を合わせた勢力は約6,300人で、前年末の約6,900人から約600人減少しました。
ここでいう「準構成員等」は、正式な暴力団構成員とは別の区分です。暴力団と関係を持ち、その威力を背景に不法行為を行うおそれがある人や、組織の維持・運営に協力する人などが含まれます。したがって、構成員約3,100人という数字と、構成員等を合わせた約6,300人という数字は、同じ意味ではありません。
全国の主要6団体、すなわち六代目山口組、神戸山口組、絆會、池田組、住吉会、稲川会の構成員等は約1万2,500人です。全国の暴力団構成員等に占める割合は71.0%で、主要団体への勢力集中が続いています。
抗争の状況について、警察庁の2025年統計では、対立抗争に起因するとみられる事件は1件発生しました。一方、暴力団等によるとみられる銃器発砲事件は0件でした。件数が少ないことは、対立が完全に解消したことを意味するものではありません。
2026年9月には、六代目山口組と池田組との特定抗争指定が9月8日に解除され、絆會との指定も同月21日に解除されました。神戸新聞は、2025年4月の抗争終結の意向表明後、抗争事件は起きていないと報じています。ただし、六代目山口組と神戸山口組の特定抗争指定は継続され、兵庫県公安委員会は2026年9月に指定期限を2027年1月6日まで延長することを決めました。
このように、2026年の状況は「抗争が終わった」と一言で整理できるものではありません。特定の団体間で指定が解除される一方、別の対立については規制が続いています。指定の解除は法的な措置の変更であり、組織間の関係や将来の動向まで保証するものではありません。
六代目山口組の組織図を理解する場合も、同じ注意が必要です。組長の下に若頭、本部長、若頭補佐などの幹部が置かれ、その下に直系組織や傘下組織が連なる階層構造が基本となります。ただし、役職名だけで各人物の実際の権限や影響力のすべてを判断することはできません。人事の変化、警察の公表資料、継続的な報道を合わせて読むことが重要です。
【山口組組長】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年現在、山口組の組長は誰ですか? A1:2026年10月現在、六代目山口組の組長は司忍(本名・篠田建市)です。2005年に六代目を襲名し、現在も組長を務めています。
Q2:司忍の本名と年齢は? A2:本名は篠田建市で、1942年1月25日生まれです。2026年10月時点では84歳です。
Q3:竹内照明は七代目山口組の組長になるのですか? A3:竹内照明は2025年4月18日に若頭へ昇格し、次期組長の有力候補とする報道もあります。ただし、2026年10月時点で七代目への正式な襲名は発表されていません。
Q4:髙山清司は現在どういう立場ですか? A4:髙山清司は2025年4月に若頭を退き、相談役に就きました。2026年に入ってからも相談役として報道されています。
Q5:山口組は2015年に何が原因で分裂したのですか? A5:六代目体制の組織運営、特に弘道会を中心とする運営への反発が背景として報じられています。2015年8月末に離脱した直系組長らが神戸山口組を結成し、その後も複数の団体が分かれる展開となりました。
Q6:山口組の構成員は2025年末に何人いましたか? A6:警察庁の公表資料では、六代目山口組の構成員は約3,100人です。準構成員等約3,200人を含めると、勢力は約6,300人となります。
Q7:2026年現在、神戸山口組との抗争は終結していますか? A7:2025年4月に六代目山口組が抗争終結の意向を伝えたと報じられましたが、2026年10月時点でも神戸山口組との特定抗争指定は継続しています。組織側の意向表明と、警察による指定解除は別のものです。
まとめ:山口組の今後は組長人事と抗争規制の両面から見る
2026年10月現在、山口組の組長は六代目の司忍(篠田建市)です。2025年4月には竹内照明が若頭に昇格し、髙山清司が相談役に就任しました。この人事は七代目への継承をめぐる報道につながっていますが、竹内への正式な組長交代は発表されていません。
組織の勢力については、警察庁の2025年末統計で、六代目山口組の構成員は約3,100人、準構成員等を含めた勢力は約6,300人となっています。全国の暴力団勢力が過去最少となるなか、山口組も減少傾向にあります。
一方、2015年の分裂から続く対立抗争は、2026年に一部の特定抗争指定が解除された後も、神戸山口組との間では規制が継続しています。今後の動向を判断する際には、組長の交代に関する報道だけでなく、警察庁の統計、公安委員会による指定や解除、組織の公式な人事発表を併せて確認することが大切です。
山口組の現状を読み解く鍵は、歴代組長の交代、2015年の分裂、2025年の若頭交代、そして2026年の抗争規制の変化を、一連の流れとして捉えることにあります。七代目の継承がいつ実現するかという問題も、こうした組織の歴史と現在の勢力・規制状況を踏まえて見る必要があります。 (出典: 山口組 組長(Yahoo!ニュース))